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 「ひとり読みへ導く」12のコツ

 STEP3お気に入りの「ことば」を見つけよう♪
  お子さんは「(好きな絵本の)どのことば」に興味を示していますか?
 幼児期、お子さんにある特定の好きな絵本ができたら、その絵本の中にはお子さんが興味を示すお気に入りの“ことば”があるはずです。一般的に言われていることは、リズミカルな繰り返しのことばが人気があるということです。しかし、これはあくまで一般論ですので、お子さんが必ずそうだと言うわけではありません。子ども一人ひとり異なることも多いのです。お母さんとしては、お子さんの表情を見る目を大切にして欲しいところです。
 お子さんがどのことばに興味を示し、どのことばを気に入っているかということは、お子さんの表情や態度から読み取れます。お子さんが直接教えてくれることもあります。あるページを手で押さえるとか、「あ〜」とか声に出すとか、こんな分かりやすいサインを出すこともあります。直接的でない場合は、お子さんの笑顔や表情、絵本のページを見つめる数秒の時間の長さ、お母さんの顔を覗き込む時のお子さんの様子などに表れます。また、日ごろの様子にも表れることがあります。絵本のなかのことばを口にしようとすることもあります。
 こんな発見のゲームをお母さんが楽しめる余裕があれば、スキンシップも上手になり、読み聞かせの幅が広がることにもなるでしょう。
 
 お母さんがお子さんのお気に入りのことばを見つけたら、お母さんはお子さんといっしょにお気に入りのことばを使って、ことば遊びを楽しんでみてください。「いないいないばあ」と言いながら、色んな表情をしてお子さんを笑わせようとすることがあるでしょう。それと同じようなことをやれば良いのです。どのやり方が正解かと言うものではありません。あなたスタイルで、緊張しないで色々試してみてください。お子さんといっしょに、ことばの冒険やゲームを楽しむ感覚でやってみましょう。お子さんが、ことばへの親密度を一層強く感じるように。
 幼児の成長は親自身の成長と関わっていますが、その親の成長の一つは、お子さんのお気に入りのことばを見つける眼を親自身が養うということです。それはそれは楽しい成長ではないでしょうか。 

 お子さんに好きなことばができるということは、ことばの吸収力を高めるということを意味します。なぜなら、お気に入りのことばを言ってみよう、それを丸ごと覚えようする言葉の記憶の扉を開くことになりなるからです。それと同時に言葉の意味そのものと言うより、どんな場面でその言葉が使われているかということ、言い換えると、場面と言葉につながりがあるということも徐々に把握するからです。音声と場面のつながり、そして記憶、このことがことばの習得の一番大切な要素の一つであるからです。 

[演習]
 お子さんのお気に入りの絵本のなかのお気に入りのことば(台詞、擬声語、擬態語、場面や情景描写などすべて)を思い出してみてください。
 ◎「お気に入りの絵本は何ですか?」
 ◎「そのなかのお気に入りのことばは何ですか?」
 ◎「そのときの絵はどんな絵ですか?場面はどんな場面ですか?」
 ◎「お気に入りのことばを読んでいるときのお子さんの様子はいかがですか?」
 ◎「お気に入りのことばで、どんなことば遊びをしてみましたか?」
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