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 「ひとり読みへ導く」12のコツ

STEP6お気に入りの「ことば」をいっしょに読んでみよう♪
   「お気に入りのことば」を一緒に言ってみよう♪
 お気に入りの絵本ができ、お気に入りのことばや場面ができたら、その場面の文や言葉を読むときには、お子さんと一緒に読んでみましょう。お子さんは既にその言葉を暗記していて、絵を見ながら一人で言えるようになっている場合が殆どでしょうから、ほんの少し促してあげるだけで、お子さんはその言葉を言ってくれるでしょう。お母さんが一緒に読むようにちょっと後押しすれば良いのです。眼を見つめて合図をだしたり、「○○ちゃん、ここ言ってね」と口頭で伝えたり、お母さんの口の形を見せてあげて一緒に発音してみたり、多少ははしゃぐ程度に楽しく、一緒に言うことが楽しいゲームとなるようにすることです。強制やチェックはやめましょう。


   暗唱していることばを一人で言ってもらいましょう。
 一緒に言うようになったら、お子さんが暗唱している台詞や言葉を、一人で言ってもらいましょう。何も「はい、一人で読みなさい」というのではありません。お気に入りのことばを親子で一緒に言うのが楽しくなってきたら、一緒に言いながら徐々にお母さんが声を小さくし、徐々に聞き役になってみてください。お子さんが言うのをチェックするのではなく、微笑を絶やさずニコニコして聞いてあげましょう。あたかも聞くことがお母さんにとって最上の喜びであるかのような表情をして聞いてあげましょう。
 そしてある時点で、「これは、○○ちゃんの番よ」「はい、○○ちゃん」と言って、台詞を促したらいいのです。このときに、多少の良い間違いがあっても、気にしないことです。お子さんは文字を見ているのではありませんから。お子さんは暗唱した文を言っているのですから。
 
     「指差し」で文字に注目しよう
 Step5で紹介したように、一歳前後の乳児は指差しの経験をもっています。指差されたモノに注意を向けます。親の眼差しの方向にある対象に注意を向けます。絵本を読んでいるときに、親が絵を指差していたら絵に注意を向けます。文字に焦点を合わせていたら、文字にも注意を向けます。お気に入りの絵本を読んでもらっているとき、一歳前後の乳児なら、母親が文字に注意を向けていることを感じ取っているでしょう。
 しかし、その段階では乳児は文字が何たるものかはまだ解っていません。お気に入りの絵本を何度も読んでいるときに、母親が文字を指差してあげたら、お子さんの頭の中では文字と眼差しと音声との関係が次第に結びついてくるようになります。
 読み聞かせのときに、お子さんがお気に入りのことばや文に差し掛かったら、その読んでいる文字を指差して読んでみましょう。絵と文字とを交互に指差すのもいいでしょう。お気に入りの言葉だけで結構ですが、読むたびに繰り返しやってみましょう。そうすると、次第にお子さんが文字の方に注目するようになるでしょう。まだ何かはわからないけれど、幼児自身も文字を指差すようになるでしょう。「お母さんはこれを見ながら声に出しているな」というような、幼児が「文字」を「言葉を表すもの」として意識する瞬間に出会うことでしょう。


      文字意識らしきものが芽生えたら、
 @文字意識が芽生えたら、五十音表を壁に貼ってみましょう。
 Aお子さんの名前を書いて貼ってあげましょう。
 Bものの名前を書いて、そのモノに名札を貼ってみましょう。
 ご参考までに。
  

[演習]
(1)お母さんがお気に入りのことばを指差しながら読んでいるとき、お子さんの様子は如何ですか?
(2)お子さんはお気に入りのことばを暗唱して言ってくれましたか?
   そのきっかけはどのようにしてつくりましたか?
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