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 「ひとり読みへ導く」12のコツ

 STEP4お気に入りの「ことば」を楽しもう♪
 「(好きな絵本の)お気に入りのことば」で、ことば遊びを楽しみましょう。
 お気に入りの絵本が生まれ、お気に入りの場面を見つめ、お気に入りのことばに耳を傾けるようになったら、お子さんにとって絵本は特別な存在になっているのです。お子さんはことばを覚えています。お子さんは絵本の場面を覚えています。言葉と場面との関連をつかんでいます。ことばの発達にとって最も大切なこと、「ある言葉が使われているときの状況」を記憶しているのです。ある状況での言葉の使われ方をつかむということは、ことばの意味の獲得そのものです。お子さんは言葉の意味の扉をまさに開けようとしていることでしょう。
 さあ、絵本の中のお子さんがお気に入りのことばで「ことば遊び」を楽しみましょう。言葉が使われる状況のバリエーションを増やしていきましょう。そうするとお子さんはこの「ことば遊び」のなかで、ある連続した音声が、色々な状況で使われるということを楽しみながら把握していくことでしょう。まさに言葉の意味の獲得のゲームです。

◆お気に入りのことばで「ことば遊び」
 @お子さんがお気に入りのことばを読んでいるときのお子さんの表情を見てみましょう。そしてお子さんに微笑んでみましょう。
 Aお気に入りのことばを読んでいるときに、お母さんが絵本の絵に視線を向けてみましょう。そのときお子さんはお母さんの視線を感じて、同じ絵に眼を向けるでしょう。一緒に同じ絵に注目するという共同作業を楽しんで見ましょう。
 Bお気に入りのことばを読んでいるときに、その絵本の絵を指差してみたり、手で触ってみたりしましょう。お子さんも指差して見るかもしれません。そのお子さんの反応に合わせて、台詞を言ってみましょう。
 Cお子さんのお気に入りの場面になったら、お子さんといっしょにお気に入りのことばを言ってみましょう。「はい、○○ちゃんもどうぞ」と促してみましょう。お子さんがまだ言えなかったら、お母さんが続けて読んでください。ある台詞のひと言だけでも言ってくれるように手を握ってあげたりというような、工夫も良いでしょう。お子さんがひと言でも言ったら、「はい、次はお母さんの番」と言って続けて読んでください。お子さんにとってチェックや強制にならないような配慮がもっとも大切ですので、「さりげなく」がキーワードです。
 Dお気に入りのことばを、リズミカルに読んでみたり、ささやいたり、早口ことばのように読んでみたり、歌ってみたり、色々な楽しみ方をしてみてください。
 E読み聞かせ以外の場面、語り掛けや日ごろの遊びのなかで、親しみのある絵本のことばを使うようなシーンに出会ったら、積極的に絵本のことばを使ってみましょう。
 
 読み聞かせは親子で楽しむゲーム・・ページめくりをお子さんに♪
「ページめくり」をお子さんにもやってもらいましょう。
 お気に入り絵本が出来てきたら、お子さんはその内容を殆ど暗唱していることでしょう。ですから、読み聞かせしているときに、お子さんは自分でページめくりができるのです。
 最初は、@お母さんが「次のページは・・・」と言ってページをめくります。A次にお子さんの手をもっていっしょにページをめくります。B次第に、添えているお母さんの手の力を抜いて、お子さんが一人でページをめくるように仕向けます。こうして、徐々にページをめくりをお子さんに委ねていくことも大切なポイントです。 

[演習]
 お子さんのお気に入りの絵本のなかのお気に入りのことば(台詞、擬声語、擬態語、場面や情景描写などすべて)を思い出してみてください。
 ◎「お気に入りの絵本は何ですか?」
 ◎「そのなかのお気に入りのことばは何ですか?」
 ◎「そのときの絵はどんな絵ですか?場面はどんな場面ですか?」
 ◎「お気に入りのことばを読んでいるときのお子さんの様子はいかがですか?」
 ◎「お気に入りのことばで、どんなことば遊びをしてみましたか?」
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