山口の伝説もくじ
 (やまぐちのでんせつ)


「山口の伝説」(1978・県小学校教育研究会国語部編)という本がある(「あった」が正確かもしれない)。

およそ30年も昔の古い本である。

地元に住むものとして、知っておきたい物語や、おおげさに言わせていただくならば、後世に語り継がなけ

ればならないような物語がふんだんに掲載されている。

その中のいくつかをここにご紹介させていただきたい。

このサイトをご覧になった皆さんもまた、機会があれば、さらに多くの人に語っていただくことを願って・・・

    なお、この本のご購入は、下記を参照ください。

    題名:山口の伝説  出版社:(株)日本標準
    編集:山口県小学校教育研究会国語部

(人にまつわるお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ  ボタン
 厚狭の寝太郎
(あさのねたろう)
山陽小野田市 しょうやのひとり息子寝太郎は三年三月毎日毎日ごろごろと寝ていたが、・・・  
 耳なし芳一
(みみなしほういち)
下関市 琵琶のじょうずな目の悪いおぼうさんは、夕ぐれになると、だれかに手をひかれるようにお寺を出かけていった。  
 楊貴妃の墓
(ようきひのはか)
長門市 皇帝の最愛の妃は、反乱を起した武将に殺されてしまったという。しかし、反乱の治まったある日、皇帝はふしぎな夢をみた。
 岩穴鬼衛門
(いわあなおにえもん)  
長門市 水田に水を引くため、岩盤に岩穴をほりつづける久助を、村人たちは気ちがい久助とわらった。
 雨乞い禅師
(あまごいぜんじ)
美祢市
田植えの時期というのに、いっこうに雨のふる気配はなく、作物は次々と枯れ始めた。
 長者ヶ原と長者
(ちょうじゃがはらとちょうじゃ)
山口市
    
欲の深い長者は、財宝を屋敷裏にこっそりと埋めた。
それから何年かたったある日、突然長者ヶ原は・・・。
 
                  

(武家や姫のお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ  ボタン
 般若姫
(はんにゃひめ)
柳井市 般若姫は愛しい若宮を慕って豊後の国から奈良の都へ船出した。  
 大内人形
(おおうちにんぎょう)
山口市 大内弘世の妻は、都を遠く離れた山口の地で、いつも都をなつかしみ、さみしげであった。  
 宝くらべ
(たからくらべ)
宇部市 霜降山城の厚東判官盛俊は、雨の続くある日、余興で宝くらべをすると家来に告げた。
百万一心
(ひゃくまんいっしん)
山口市 山口市野田にある豊栄神社の境内に「百万一心」と刻まれたおおきな石碑がある。
 
  
  

 
 
 
   
  

(いきものにまつわるお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ  ボタン
 岩国の白ヘビ 岩国市 薬草さがしに出かけた平太が見つけた白いヘビは、・・・・・・。  
 萩の白牛
(はぎのはくぎゅう)
萩市 若者につれられた白牛のはたらきで、奈良の大仏殿はなんなくできあがり、天皇はほうびをあたえることになった。  
 沖田のツル 宇部市 ようやくみつけた、夕もやの中の二羽のツル。又十郎は鉄砲でねらいをさだめた。
 白狐の湯
(びゃっこのゆ)
山口市 法事がえりのほろよい気分の和尚さんは、境内のおくのほうから、ピチャピチャという音を聞いた。
 白サルの湯 長門市 猟師が射そんじた白サルは、谷川の水をすくっては、きず口に洗っていた。
 磨墨と生づき
(するすみといけづき)
下関市 子馬は母馬をもとめては海をわたった。
えんこうと杉の木 山口市 川にやってくる人間をみつけては悪さをするえんこうがいた。  
 さるかめ合戦 長門市 物見のさるが大きな石のようなものを目にしました
       

(ふしぎなお話シリーズ)

 だいめい     ところ  あらすじ   ボタン  
 鬼の岩
(おにのいわ) 
豊北町角島 角島の近く住む鬼と、村人を救おうとした神様のたたかい。    
 雪舟駒つなぎの絵馬
(せっしゅう こまつなぎ の えま)
山口市吉敷  吉敷の村の田んぼがよなよな荒らされた。
さて、その犯人はだれ?
  
 化け物退治
 (ばけものたいじ)
阿東町長門峡  この近くに住む漁師が、美しい娘の願いで化け物退治をすることになった。    
 かけじくの幽霊
(かけじくのゆうれい)
下関観音崎 仲のわるい夫婦に、美しい親孝行のむすめがいたが・・・・・。   
             

(自然にまつわるお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ  ボタン
 姫山のお万
(ひめやまのおまん)
山口市 城下の長者に、美しいお万という娘がいた。その娘に目をとめた殿は・・・。  
 錦帯橋の人柱
(きんたいきょうの
   ひとばしら)
岩国市 かけかえてもかけかえても流される錦帯橋。吉川のお殿様の考えた五重の橋も、ついに流された。ある男が「こうなったら人柱を・・・」と言い出した。  
 水なし川
山口市 みすぼらしいお坊さんが、川で洗濯をしている女に一杯の水を恵んでほしいと頼んだ。
 千珠満珠
(せんじゅまんじゅ)
下関市 およそ今から1700年ほど昔のこと、神宮皇后が三韓征伐に出かけるときの出来事。 
伏拝の峰
(ふくはいのみね)
下関市
仲哀天皇はクマソに追われ、華山の麓を通りかかった。
古びた一軒屋の軒下に若い女の姿が。
滑と弘法大師
(なめらとこうぼうだいし)
山口市徳地
 
各地に教えを説いて歩いておられたお大師様は、きれいな紅葉を映し込む流れにたどりつかれた。 
   
  
        

(お宮やお寺にまつわるお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ  ボタン
 ふげんさま
光市 光市室積の普賢寺というお寺の本堂に、白い象の背中に座った
普賢菩薩が本尊として祀ってある。
 
 白ギツネと福徳稲荷
(しろぎつねと
     ふくとくいなり)
下松市 法事をつとめ終えたおしょうさんが、めったに人のとおらない
近道にさしかかると、さきほどまで明るかったあたりが
急に暗くなり・・・。
 
 身代わり名号
(みがわりみょうごう)
宇部市 罪のない蓮光法師が、役人にとらえられ、首切りの刑をいい
わたされた。
  竜王山の神石
(りゅうおうざんのかみいし)
山陽小野田市 日向国のクマソ退治に向かう仲哀天皇が本山岬の沖合いに
さしかかると、黒雲がわきたち、波が荒れはじめた。 
酒垂山の紫雲
(さかたりやまのしうん)
防府市
勝間の浦に見なれない大きな船が入ってきた。

 

  

(そのほかのお話シリーズ)

 だいめい  ところ  あらすじ   ボタン
 北向き地蔵
(きたむきじぞう)
宇部市片倉 あのあたりでは武士が乗馬の練習をしていた。  
 陶ヶ岳の観音様
(すえがだけのかんのんさま)   
山口市   村人は山の中腹からふしぎな光が出るのをみた。   




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