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良いOB訪問と悪いOB訪問の違い
知り合いの社会人の方から 「中学校でもキャリア教育を行っている」と話を聞きました。 詳しく授業の話をうかがうと、 「卒業生(社会人)を授業に呼び、仕事の話を聞く」 といった内容でした。
講演のテーマが興味深く「士業」の人が集まっています。 例えば「弁護士」「公認会計士」「医師」など。 最近、社会人の話を聞くといった内容の 授業やイベントをよく見かけます。 とはいえ、本当に効果があるかどうか 疑問に思うことがあります。
「職業を知る」といった意味では、 学生にとって役立つかもしれません。 中学生のように何も知識がないのであれば、 なおさら有益かもしれません。 とはいえ、このようなカリキュラムで、 実施することは本当に学生にとって良いのでしょうか。
例えば、今ではインターネットで簡単に職業についての情報が得られます。 講演は生の声を聞けるという点では WEBより良いかもしれませんが、 よほど講演者の伝え方が上手ではないかぎり、 学生はただ知って終わりになるでしょう。
1、2日後にはほとんど話を覚えていないのではないでしょうか。 「おとといの夜ごはんは何を食べた?」と聞かれて、 なかなか答えられないのと同じです。 特に人から強制されたことは記憶に残りません。
今回の件にかぎった話ではなく、 イベント(講演・セミナー)の価値は 「その後のアクション」にあります。 例えば、今回の話を聞いて弁護士に興味を持った人がいれば、 イベント後に「自分で」弁護士について調べたり、 資格の勉強を始めることです。
よほど講演者が本人にとって 関心のある話をしないかぎり 学生が行動することはありません。 もしも、このようなイベントを実施するのであれば、 学生が自分で講師を探しに行くとよいかもしれません。
その過程で講師の方以外の仕事を探すきっかけになり、 また、講師の仕事に対する知識も増え、 当日のイベントも真剣に聞きます。 もしかすると、本当に興味を持つかもしれません。
大学生の場合、中学生のイベントがOB訪問に当たります。 自分で興味ある企業の社会人を探して、アポイントをとり、 訪問前に準備をしっかりと行ってOB訪問します。
OB訪問の価値とは、 「OBの話よりも、OB訪問後、自分がどのような行動をしたのか」 にあります。 少なくとも中学生と同じように 「受け身」で訪問していたら価値は低くなるでしょう。 あなたは「受け身」になっていませんか?
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