宋時代


*張載(横渠、AD1020〜1077)〜易説三巻、易と中庸から成る(北宋)。
*欧陽脩(おうようしゅう、AD1007〜1072)〜字は永叔、号は酔翁、諡は文忠。王安石と対立して退官。古文を復興した文章家で、新唐書の撰者、居士集巻、易童子問を著す(北宋)。
*邵康節(しょうこうせつ、AD1011〜1077)〜名は雍(よう)、字は尭夫、康節は諡号。図書先天象数の学を李之才より受け、また易に精通し、程、程頤、朱熹に影響を与えた。皇極経世を著す(北宋)。
*胡えん(程伊川の師)〜周易口義(北宋)。
*程頤(ていい、号は伊川(いせん)、AD1033〜1107)〜六経に精通し理気二元論を立て、兄の程(ていこう)とともに二程子といわれる。易伝(程伝)を著す。易経全体を虚象と見て、もっぱら人事にたとえ、倫理を説くことを旨とする(北宋)。
*蘇軾(そしょく、字は子瞻(しせん)、号は東坡(とうば)、AD1036〜1101)〜王安石の新法に反対し、しばしば左遷される。易解を著す。独創性を多分に盛り込んでいる(北宋)。
*司馬光(AD1019〜1086)〜字は君実、諡は文正、王安石の新法に反対し政界を退き、資治通鑑の編集むに専念し、哲宗の即位で宰相となり、新法を廃し旧法に復した。迂書(うしょ)を著す(北宋)。
*晁説之(AD1059〜1129)(北宋)。
*朱熹(しゅき、朱子(朱熹の尊称)、AD1130〜1200)〜字は元晦(げんかい)、号は晦庵、朱子学を大成した。易本義(十二巻から成る)、朱子語類を著す(南宋)。
*項安世〜字平父、進士となる。平菴と号す。玩辞(南宋)。
*鄭汝諧〜易翼伝(南宋)。
*呂祖謙〜周易音訓(南宋)。
*王宗伝〜童溪易伝(南宋)。
*鄭東谷〜易翼伝(宋)。
*郭雍〜字子和、號冲晦處士、大易粹言と題す(宋)。
*呂大臨(字与叔)〜周易古占法(伊川門下) (宋)。
*張浚(字徳遠、号紫巌)〜折中引(宋)。
*趙汝楳〜輯聞(宋末)。