澤山咸
 感じ合う
 恋愛の卦



















雷風恒
 恒久
 夫婦の卦















天山遯
 十二消長卦
 大巽の象













雷天大壮
 十二消長卦
 大兌の象












火地晋
 地上に太陽













地火明夷
 真っ暗













風火家人
 家を正しく














火澤けい
 そむく











水山蹇
 四難卦













雷水解
 解ける














山澤損
 損をする













風雷益
 益する



















澤天夬
 十二消長卦
 一陰五陽卦

















天風こう
 十二消長卦
 一陰五陽卦












澤地萃
 人間裸身の象













地風升
 昇り進む














澤水困
 四難卦


















水風井
 繰り返す













澤火革
 革新













火風鼎
 改まる













震為雷
 八純卦




















艮為山
 八純卦













風山漸
 徐々に進む
 結婚の卦












雷澤帰妹
 不適正












雷火豊
 豊大













火山旅
 寂しい














巽為風
 八純卦
















兌為澤
 八純卦
















風水渙
 散る














水澤節
 節度













風澤中孚
 大離の象













雷山小過
 大坎の象
 背反の象
 飛鳥の象













水火既済
 位が正しく、応比あり














火水未済
 位が不正で、応比あり

 火澤けいの初爻の「見惡人无咎。」をどう訳しますか。
 悪人を見れば咎なし。と読んだのですがどうもしっくりこない。なぜ、背く時にわざわざ悪人を見なければならないか疑問でした。
 しかし、別の本では「悪人を見るも咎なし」とあり、これで納得しました。
 背く時だから、悪人を見てもあえて背いてはいけない。と理解しました。




澤山咸初爻
 拇(ぼ)→親指

澤山咸二爻

 腓(ひ)→ふくらはぎ

澤山咸四爻
 憧憧(しょうしょう)→心中がむなしくて落ち着かないこと



雷風恒初爻
 浚(ふか)く→深く

雷風恒四爻
 田(かり)→狩り
 禽(きん)→獲物

雷風恒上爻
 振(ふ)るう→活発に活動する






天山遯初爻
 遯尾(とんび)→初爻は卦の初めになるが、逃げる卦なので尾になる。

天山遯二爻
 執(とら)うる→人をつかまえる

天山遯五爻
 嘉(よ)く→たっぷりと余裕がある

天山遯上爻
 肥(ゆた)かに→ゆとりがある→陰爻から一番遠い


雷天大壮三爻
 罔(な)し→無し
 藩(まがき)→垣根
 羸→からむ

雷天大壮四爻
 決→きれる
 尚ぶ→たっとぶ

雷天大壮五爻
 易→さかい



火地晋初爻
 晋如(しんじょ)→進む
 摧如(さいじょ)→くだかれて進めない
火地晋二爻
 愁如(しゅうじょ)→憂える
 茲→この
 介(かい)→おおきい
火地晋三爻
 允→まこと
火地晋四爻
 せき鼠(そ)→大ネズミ



地火明夷初爻
 于(ゆ)き→ゆく

地火明夷三爻
 大首(たいしゅ)→中心人物
 疾く→はやく







風火家人初爻
 閑(ふせ)ぐ→門を木でとじる

風火家人二爻
 饋(き)→食事

風火家人三爻
 かくかく→厳格で厳しい
 きき→声を出して笑う







火澤けい二爻
 主→五爻
 巷→通路・小路

火澤けい四爻
 元夫→よい丈夫







水山蹇二爻
 蹇蹇(けんけん)→艱難辛苦

水山蹇上爻
 碩(おお)い→大きい









雷水解初爻
 際(まじわ)り→接する(例〜交際)

雷水解四爻
 而→なんじ

雷水解上爻
 隼(はやぶさ)→性質の荒い鳥→悪人






山澤損初爻
 已(や)めて→止める
 すみやか→速やか

山澤損四爻
 疾→やまい→悩み?
 使→しめば








風雷益初爻
 大作→大きな事

風雷益二爻
 帝(てい)→上帝(神)

風雷益上爻
 莫(な)し→否定
 偏辞(へんじ)→片寄った言










澤天夬初爻
 前(すす)むる→進む

澤天夬二爻
 莫夜→日のくれた夜

澤天夬三爻
 慍(いか)る→怒る

澤天夬四爻
 臀(いさらい)→尻
 膚(はだえ)→皮
 次且→進まない

澤天夬五爻
 けん陸→草名
 夬夬(けっすべきをけっす)→関係を断ち切る


天風こう初爻
 羸豕(るいし)→やせた豚
 てき躅(てきちょく)→はねまわる

天風こう二爻
 包→つつみ
 賓→賓客

天風こう四爻
 起てば→たてば

天風こう五爻
 杞(き)→柳の一種
 隕(お)つる→おちる

澤地萃初爻
 號(さけ)ぶ→叫ぶ
 一握(いちあく)→手を握って一になる

澤地萃二爻
 やく→約→質素な祭

澤地萃上爻
 齎咨(しし)→嘆きをもたらす
 涕(てい)→なみだ、洟(い)→鼻水

地風升初爻
 充(まこと)→誠

地風升三爻
 虚邑(きょゆう)→無人の村

地風升四爻
 岐山(ぎざん)→周都の西にある山(=西山)

地風升五爻
 升階→階級をのぼる

地風升上爻
 冥(くら)い→暗い

澤水困初爻
 株木(しゅぼく)→木の切り株
 幽谷(ゆうこく)→奥深く暗い谷間

澤水困三爻
 しつれい(しつり)→とげのある草の名

澤水困上爻
 葛(かつ)るい→つる草
→身にまつわり付く面倒で困難な物事の例え






水風井三爻
 惻(いた)む→心が痛む

水風井四爻
 甃(いしだたみ)→井戸の内側をレンガで汚れないようにする

水風井五爻
 洌(きよい)→水がきれい

水風井上爻
 幕(おお)う→物を隠すための布→まく→おおう

澤火革初爻
 鞏(かた)むる→縛って崩れないようにする
澤火革二爻
 已日(やめるひ)→従来を已め改まる日
澤火革五爻
 文(あや)→模様
 炳(あきらか)→明るく照りはえる
澤火革上爻
 蔚(うつ)→一団をなしてならぶさま?



火風鼎四爻
 そく→鼎に盛りつけた食物
 覆(くつがえ)す→転倒する

火風鼎五爻
 鉉(げん)→鼎をかつぎ上げる道具





震為雷初爻
 げきげき→恐れるさま
 あくあく→笑うさま
震為雷二爻
 貝(ばい)→昔の貨幣
 陵(りょう)→おか
震為雷四爻
 蘇蘇(そそ)→心の中にすきま風が吹くさま
震為雷五爻
 有事(ゆうじ)→有は接頭語
震為雷上爻
 索索(さくさく)→わびしいさま
 矍矍(かくかく)→落ち着かないさま





艮為山三爻
 限(げん)→区切り→身体の区切り→腰
 列(さ)く→裂の原字

艮為山四爻
 諸→これ
 躬(み)=身

風山漸初爻
 鴻(こう)→ひしくい(大雁)
風山漸二爻
 磐(いわ)→大岩
 かんかん→楽しむさま
風山漸三爻
 陸(りく)→水面より上に続く大地
 羣(ぐん→むれ)醜(しゅう→仲間)
風山漸四爻
 桷(たるき)→角材→水鳥なので平らな部分が必要
風山漸五爻
 陵(りょう)→高い丘
風山漸上爻
 逵(き)→四通八達の道→五爻の陵より高い道で→空
儀(ぎ)→手本

雷澤帰妹初爻
 てい→付き嫁(子が出来ない場合に備えて正妻の妹等が一緒に付いて行く)
 跛(あしなえ)→足が不自由
雷澤帰妹二爻
 眇(すがめ)→目を細めて見る→見えにくい
雷澤帰妹五爻
 袂(そで)→衣服のそで
雷澤帰妹上爻
 筐(きょう)→竹かご
 さく→切りさく

雷火豊初爻
 配主(はいしゅ)→四爻
 旬(ひとし)→易占ではじゅん(10日として使うこともある)
雷火豊三爻
 沛(はい)→一面に水草の広がった沼地?
 沫(まい)→かすかな光
雷火豊上爻
 屋(おく)→屋根
 天際(てんさい)翔(かける)→天のきわに届くような屋根
 闃(げき)→人けがなくひっそりしたさま

火山旅初爻
 瑣瑣(ささ)→こまかいさま
 次(じ)→やどる→宿
 即(つく)→次(宿)につくので泊まる
 童僕(どうぼく)→召し使い
火山旅四爻
 資(し→資金)斧(ふ→おの→武器)
 処(お)る→ある場所に落ち着く
火山旅五爻
 誉(よ→名誉)命(めい→爵命)


巽為風二爻
 牀下(しょうか)→ベットの下
 史(し→歴史官)巫(ふ→みこ)
 紛若(ふんじゃく)→まぎらわしい
巽為風五爻
十干(じっかん)→甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
先庚三日→己・戊・丁で丁寧
後庚三日→辛・壬・癸で癸は、はかる


兌為澤四爻
 商(はか)る→比べ考える
 寧(やす)→やすらか

兌為澤五爻
 剥(はく)→陰が陽を剥ぐこと→上爻を指す

兌為澤上爻
 引(ひく)→兌の主爻で、下の陽を引こうとする



風水渙初爻
 拯(すく)う→救う

風水渙二爻
 机(き)→物をのせる台?

風水渙五爻
 大号(たいごう)→王の命令

風水渙上爻
 逖(とお)く→遠く





水澤節三爻
 節若(せつじゃく)→節するさま
 嗟若(さじゃく)→なげくさま
 咎なし→誰も咎めることは出来ない→本人が悪い
水澤節四爻
安(やす)んず→おだやかに
水澤節五爻
 甘(あま)んず→ゆとりをもって


風澤中孚初爻
 虞(おもんぱかる)→先を見こして考慮する
 它(た)→ほか
 燕(やす)→安
風澤中孚二爻
 好爵(こうしゃく)→よいさかずき
風澤中孚四爻
 匹(たぐい)→二つで一組→二頭一対の馬
風澤中孚上爻
 翰音(かんおん)→にわとり


雷山小過三爻
 そこなう→刃物で殺傷する→災いを受ける

雷山小過五爻
 弋(いぐみる)→獲物をからめとる

雷山小過上爻
 離(かか)る→網にかかる
 災(さい→自然災害)せい(人の招いた災い)





水火既済初爻
 輪(りん)→車輪
 曳(ひ)く→引く

水火既済二爻
 ふつ→おおい

水火既済四爻
 濡(じゅ)→目の細かい柔らかい布
 衣じょ→ぼろ布





火水未済初爻
 極(きょく)→きわみ→限界

火水未済五爻
 暉(かがや)き→四方に広がる光り

火水未済上爻
 首(くび)→頭

勉強小屋3


一言 | 勉強中
 上経に続き、下経を序卦伝の順序で徐々に一言を述べます。

(下 経)
下経の最初は澤山咸で感じる状態。興味深いのは男女が感じるのに少女(兌)と少年(艮)で表現しているところです。長男(震)と長女(巽)を使っても良いところですが、こちらは雷風恒として使っています。なお、感じることはスピード的には速い。大象伝では、虚にして人を受けるとあります。
 初爻→足の親指に感ず→感じ方がまだ弱い、時期尚早
 二爻→ふくらはぎに感ず→動けば凶、動かないこと
 三爻→股に感ず→下に係わって動くと凶
 四爻→正しさを守る
 五爻→背に感ず→感じて動くと凶
 上爻→口に感ず→口先だけ、言葉に注意

澤山咸の次は、雷風恒で常、久しい状態。長男が外で、長女が内で、夫婦の象。恒久の道。大象伝では方を変えずで従来を守る。卦は恒を守りなさいというのに、爻辞はほとんどが恒を守れず凶を観るのも易経の特徴か。
 初爻→恒を深くす→深入りしすぎ
 二爻→中を得る→移り気不可
 三爻→恒にせず→軽挙盲動不可
 四爻→獲物なし→むだ骨
 五爻→恒にする→従来を守る
 上爻→恒を振るう→功がない(凶)

雷風恒の次は、天山遯で十二消長卦で陰が長じる状態で逃れる、退く状態。衰退の状態で、大巽の象もあり。
 初爻→行かなければ災いなし
 二爻→革でしばる→身動きとれないことも
 三爻→繋がれて逃げられない→大事不可
 四爻→好むもので逃げられない→逃げないと深みにはまる
 五爻→よく逃れる(逃げろ)
 上爻→ゆたかに逃れる→逃げて不利なし

天山遯の次は、雷天大壮で大いに盛んな状態だが、爻辞では恒と同じで大壮に注意しなさいとの意が強い。
 初爻→足が壮→行きたい→行けば凶
 二爻→貞吉→正しさを固く守る
 三爻→小人は壮→苦しむ(行かない)
 四爻→前が開ける→この爻だけ行ける
 五爻→羊を失う→去るものは追わない
 上爻→身動きとれなくなる→反省を要する

雷天大壮の次は、火地晋で進む状態。地の上に太陽があり昇り進む。大象伝では「自ら明徳を明らかに」で世に出なさいと言っている。
 初爻→独り正を行なう→あせらないこと
 二爻→幸いを受ける→中庸が大事
 三爻→上行→単独不可
 四爻→正しけれども危うい
 五爻→行けば喜びあり
 上爻→晋の極、猛進に注意する

火地晋の次は、地火明夷で暗い、破れる状態。耐えるしかないが、文王と箕子の二種類の耐え方がある。
 初爻→とにかく逃げる
 二爻→傷つけられる→逃げる
 三爻→最終手段として強行策も(性急不可)
 四爻→心意を確認したら→逃げる
 五爻→箕子の明夷を使う→明をくらます
 上爻→こちらは紂王→没落する

地火明夷の次は、風火家人で家の人なのだが、この卦は家(色々な意味で)が正しくない状態のときに出るでは。
 初爻→防いで家を保つ→心を変えない
 二爻→慎んで従う→自分の務めに専念する
 三爻→厳しいと(悔い・危うきあり)、ルーズだと(節を失う、吝)
 四爻→家を富ます→大吉
 五爻→家がまとまる→吉
 上爻→誠があって威厳を持てば終には吉

風火家人の次は、火澤けいで背く状態。火は上に澤は下に、また中女と少女が家の中で背き合う。
 初爻→無理して追わない、自らは背かない
 二爻→表は無理、裏は?
 三爻→進めない、無理すると災いが
 四爻→孤立する、誠があれば交われるかも
 五爻→背く時だが、行けばなんとかなる
 上爻→孤立する、疑いが生じる

火澤けいの次は、水山蹇で行き難む状態。四難卦の一つで難しい時。前方に坎があり険しく、艮で進めない。基本的には時を待つしかない。
 初爻→待つこと
 二爻→他のために苦労する
 三爻→待つしかない
 四爻→人と連れ立つことを心がける
 五爻→大いに悩む→友来る
 上爻→内にあり、目上に従う

水山蹇の次は、雷水解で解ける時、しかし悩みが解けるときもあれば、安泰が解ける時もあるので留意すること。
 初爻→四爻(目上・上司)に従うこと
 二爻→獲物を得られる
 三爻→不相応な事をして失敗する
 四爻→初爻と手を切る(初爻は四爻に従えで全く逆になる)
 五爻→不適当な者を解き放す
 上爻→悪人を取り除く

雷水解の次は、山澤損で損する時。彖伝では「二き」で質素、「時とともに行なう」で時期の大事さを述べる。
 初爻→すぐにやる
 二爻→行かない、損をしない
 三爻→独りで行なうこと
 四爻→速やかに病根を切り捨てる
 五爻→利益を得る
 上爻→損をしないで済む 

山澤損の次は、風雷益で益する時。彖辞では、行け、冒険も可。ただ大象伝では、過ちがあれば改めなさいと。
 初爻→震の主爻で益の中で最も良い→積極的に行なう
 二爻→初爻に次いで良い→内卦の中で益がある
 三爻→内卦にあり益する方だが、凶事に用いることからも、状況的には良くない
 四爻→外卦に入り益を行なう方になる、国を移すことは大事なので、変化がある
 五爻→大いに益を行なう→分配を心がける
 上爻→下に益しない→非難を受ける

風雷益の次は、澤天夬で決する、決し去るの時。だが筮前の審事によるが、一般的には決し去られると観る。十二消長卦で最後の一陰が決し去られようとしている。
 初爻→行くと勝たない→行かないこと
 二爻→警戒する→積極的行動は慎んだ方が良い
 三爻→顔に出る、誤解を受ける
 四爻→じっとしていられない、信じない→人の後をついて行く程度
 五爻→決する相手(上爻)と比しているので危うい
 上爻→決し去られる

澤天夬の次は、天風こうで思いがけなく(女性の方から)遇う時。十二消長卦で初爻に陰が入るので一陰が五陽を相手にし、女性が壮んになる。
 初爻→盛んだが、行けば凶を見る
 二爻→内に何かをもつ→出さない
 三爻→じっとしていられない→でも行かない
 四爻→目的物を他に奪われる→あきらめる
 五爻→何かが隠されている→時を待つ
 上爻→過ぎて失敗する

天風こうの次は、澤地萃で集まる、地の上に止水である澤があり、なんでも流れて来て集まる状態をいう。良いもの・悪いものが雑多。
 初爻→迷うとき→目上に従う
 二爻→心を変えない→目上に従う
 三爻→悩む→決心して進む
 四爻→大きい心で吉
 五爻→今は我慢する、力を付ける
 上爻→孤立して涙を流す

澤地萃の次は、地風升でのぼる状態をいう。地の中に木の芽(巽)があり、これが成長してのぼる。但し、木の芽なので成長には時間がかかる。
 初爻→大吉、人に従って幸運をつかむ
 二爻→誠意をもってすれば喜びあり
 三爻→スムーズに進むが、得るものは少ない
 四爻→誠意をもって従えば吉を得る
 五爻→階をのぼる→昇進か又は段階が進む
 上爻→暗くしてのぼる、消して富まない→いずれも凶、これ以上進まない

地風升の次は、澤水困で苦しむ状態、四難卦の一つで非常に困ってしまう。なんとか耐えて時を待つしかない。
 初爻→暗くして明らかでない→明るくなるまで待つしかない
 二爻→酒食に苦しむ→耐えて、引き上げてくれる人を待つ
 三爻→進退ともに苦しむ、見方もいない→最悪のとき、じっとしているしかない
 四爻→思うようには行かないが徐々には進める
 五爻→困難な時ではあるが誠があれば徐々に開ける
 上爻→動きにくい、反省しながら進む

澤水困の次は、水風井で井戸の卦で養う、しかし彖辞では繰り返すと、かめが破れて凶と。あまり良い表現はない。
 初爻→飲めない水、時に棄てられる
 二爻→役に立たない、相手にされない
 三爻→綺麗にしても飲まれない、待つしかない
 四爻→井戸を修理する→整備する
 五爻→綺麗で飲まれる→やっとかなう
 上爻→大いに成る

水風井の次は、澤火革で改める時。澤は下り、火は上り、消し合う。火澤けいの上下を反対にした状態。古きを捨て新しく改める状態。
 初爻→革で固くしばる→時期尚早
 二爻→改める準備をする→時期が来たら改める
 三爻→入念に準備をする→今行けば凶
 四爻→改革を進める
 五爻→一挙に改革する
 上爻→改革が終われば当面は守る

澤火革の次は、火風鼎で内容が改まる状態。鼎は煮炊きする鍋で三本脚、神や賢人に享するもの。
 初爻→前の残りカスを捨てる(準備)
 二爻→実が入っている
 三爻→熱くなり過ぎて食べれない→強過ぎる
 四爻→足を折る→食べられない→凶
 五爻→食べられる→実を結ぶ
 上爻→大吉で不利がない

火風鼎の次は、震為雷で動く、騒がしい状態。八純卦なので同じ事を繰り返すとも観る(他の八純卦もおなじ)。
 初爻→成卦主で卦の辞とほぼ同じ、積極的に進むとき
 二爻→初爻の上に乗る陰爻なので恐れがある→逃げる
 三爻→初爻からは離れているので慎重ならば害はない
 四爻→震の主爻だが初爻と違い勢いがない→力不足→積極的に進めば失敗する
 五爻→慎重にすれば大きな失敗はしない
 上爻→震の主爻から遠いので事前に準備する、進むこと不可

震為雷の次は、艮為山で止まる、止められる、同じ事を繰り返す状態。艮を家と観ると二つの家があることになる。
 初爻→足に止まる→現状維持
 二爻→従うが快くない→思い通りにならない
 三爻→強情→危うい
 四爻→身に止まる→進まない
 五爻→口に止まる→言葉・飲食に慎む
 上爻→止まるにあつい→何事も、もう少し止まる

艮為山の次は、風山漸で徐々に進む状態。山の上の木で徐々に成長するところから、女が嫁ぐに吉とも観る。スピードは、升より速く、晋より遅い。
 初爻→未熟→慎重を期す
 二爻→飲食を楽しむ→実力を付ける
 三爻→行きて帰らず→失敗する
 四爻→不安定→慎重に行動する
 五爻→願いを得る→好調
 上爻→大空→目的が達成する

風山漸の次は、雷澤帰妹で不適正の状態。柔が剛に乗っていること、二爻から五爻までがすべて不正なことから正当ではないと観る。
 初爻→能力を発揮できない。人に付き従う。
 二爻→幽人→退き守る。積極的に出ない。
 三爻→妥当でない→失敗する
 四爻→時を待つ
 五爻→飾らない、中身が大事
 上爻→中身がない、誠意がない

雷澤帰妹の次は、雷火豊で豊かなのだが、爻辞は豊かとは思えない。これも易経ならではか。卦は明るく勢いよく動くので豊なのだが。
 初爻→協同する、但し過ぎると不可。
 二爻→誤解される。
 三爻→暗い、用いられない
 四爻→自らが暗い(見えていない)
 五爻→喜びや誉れがある
 上爻→衰退の時

雷火豊の次は、火山旅で昔の旅は寂しく、孤独なもの。旅人が動くのを、山上に火が移り行くと観ている。
 初爻→こせこせする→災いを招く
 二爻→一時的に落ち着ける→分相応を心がける
 三爻→居場所を失う→傷ましい
 四爻→一時的に落ち着ける→安心はできない
 五爻→失うものもあるが、得る方が大きい
 上爻→泣くことになる→失う、なくなる

火山旅の次は、巽為風で従う、入り込む、迷うなど状態。巽には命令の意味もあり、また八純卦の繰り返すという意味もある。
 初爻→迷う→意志を強固にする
 二爻→迷うことあるが中庸を心がける
 三爻→しきりに迷う→窮する
 四爻→出かければ→獲物を得られる→功を得られる
 五爻→慎重に計画を立て反省しながら実行すれば最後には功を得られる
 上爻→お金・身分などを失う

巽為風の次は、兌為澤で悦ぶ、口(話す・食べる)、毀折の状態。なお、止水の意味があり、八純卦として繰り返す意味もある。
 初爻→和する→人に合わせる
 二爻→誠にする→誠意をもって努力する
 三爻→口先だけ(兌の主爻)
 四爻→心が決まらない→疾い(三爻)をさけ、五爻に従う
 五爻→危うい(上爻(兌の主爻)に引かれる危険あり)
 上爻→引兌→引退・引立てを受けるなど

兌為澤の次は、風水渙で散る、散らす状態。基本的には悩みや苦労が散ると観るが、反対に安定が散ると観るときもある。
 初爻→従う(二爻に)
 二爻→願いを得る(五爻にはしる、陽爻同士で行きづらいが)
 三爻→身を散らす→全力で当たる
 四爻→群れを散らす→仲間から離れる
 五爻→居を散らす→散財する
 上爻→去りて遠くに→安全を図る

風水渙の次は、水澤節で節度、止まるの状態。澤の中に水が入っている状態で、止水である澤には限度がある。
 初爻→戸庭を出ない→控える
 二爻→積極的に出る→出ないと時を失う
 三爻→節しないで失敗する(兌の主爻)
 四爻→節して安定を得る
 五爻→上手に節する
 上爻→過ぎて節して窮する

水澤節の次は、風澤中孚でまこと、信頼関係の時。兌の口と倒兌の口が向き合っているのでキスの卦、大離の象でもある。
 初爻→心を変えない、変えると崩れる
 二爻→和せば上手く行く
 三爻→不安定・見えていない
 四爻→初爻を捨てて、五爻に従う
 五爻→人と協力して安定を得る
 上爻→掛け声だけ、飛べない(失敗する)

風澤中孚の次は、雷山小過で小が過ぎる状態。また、飛鳥の象、大坎の象、背反の象がある。小が多いので大事は不可。
 初爻→飛んでしまい失敗する、どうすることもできない
 二爻→控え目に、目上・上司をしのがない
 三爻→防備に努める→防がないと取り返しがつかない
 四爻→行かないこと、遇わないこと
 五爻→まだ、上手く行かない
 上爻→過ぎて、失敗する・災いを受ける

雷山小過の次は、水火既済で既にととのう状態。易経の見方は、既にととのっているので、これからは崩れるしかないと観る。
 初爻→進まない
 二爻→追わない
 三爻→行かない→行けば疲れてしまう(時間がかかる)
 四爻→ほころびあり→注意が必要
 五爻→質素を旨とすべし
 上爻→くびが危ない、長くない

水火既済の次は、火水未済でいまだととのわず、位が全て不正の状態。しかし、これからなので、既済よりは良い。また、全爻応比あり。
 初爻→行けば失敗する
 二爻→止まる
 三爻→今は行けば失敗する、時が来れば進める。
 四爻→積極策に方向転換する時
 五爻→従来を守り、誠があれば吉
 上爻→限度を超えて失敗する恐れあり。