解は、
解けるので、悩みがある場合は解けて解消する。順調の場合は順調が解けて不調になる。この場合の悩みは、限定的に見た方が良く、例えば入試などは不合格の方が強いと見た方が良い。
雷水解
雷水解は解ける⇔解くの卦
内卦の坎は冬、外卦の震は春、外が春になり内が解ける。
しかし、解くという意味もあるので結果が正反対になることも、こんなところも易の難しさであり、いかに筮前の審事を大切にして基礎をぐらつかせないことが大事。
@悩みが解ける時
A雇用、契約や縁談が解消する時
B順調が解ける時
彖辞 解は、西南に利ろし。往くところなければ、それ来り復って吉。往くところあれば、夙くして吉。
彖伝 解は、険にしてもって動く。動きて険を免るるは解。解は西南に利ろしとは、往きて衆を得るなり。それ来り復って吉は、すなわち中を得ればなり。往くところあれば夙くして吉は、往きて功あるなり。天地解けて雷雨作り、雷雨作りて百果草木みな甲たくす。解の時、大いなるかな。
象伝 雷雨作るは解。君子もって過ちを赦し、罪を宥む。
(爻辞)
初爻 咎なし。
二爻 田して三狐を獲る。黄矢を得る。貞しければ吉。
三爻 負い且つ乗り、寇の至るを致す。貞しくとも吝。
四爻 而の拇を解く。朋至りて斯に孚あり。
五爻 君子維れ解くことあれば吉なり。小人に孚あり。
上爻 公もって隼を高ようの上に射る。これを獲て不利なし。
(小象伝)
初爻 剛柔の際り、義、咎なきなり。
二爻 九二の貞吉は、中道を得ればなり。
三爻 負い且つ乗るは、また醜ずべきなり。我より戎を致す、また誰をか咎めんや。
四爻 而の拇を解くは、いまだ位に当らざればなり。
五爻 君子解くことあれば、小人退くなり。
上爻 公もって隼を射るは、もって悖れるを解くなり。