天澤履は、
危険や不安がある時など。

天澤履


天澤履は礼の卦

礼を踏む、順を踏むなど。

@一陰五陽卦(競争が激しい)
A女子裸身の象
B礼儀の卦
C虎の尾を履む

彖辞 虎の尾を履む。人を咥わず。亨る。

彖伝 履は、柔、剛を履むなり。説びて乾に応ず。ここをもって虎の尾を履むも人を咥わず、亨る。剛中正にして、帝位を履みて疚しからず光明なり。

象伝 上天、下沢は履。君子もって上下を弁ち、民の志を定む。

(爻辞)
初爻 素履。往きて咎なし。
二爻 道を履む坦坦たり。幽人貞にして吉。
三爻 眇能く視るとし、跛能く履むとす。虎の尾を履めば人を咥う、凶。武人大君のまねをする。
四爻 虎の尾を履む。愬愬たれば終には吉。
五爻 夬めて履む。貞けれども獅、し。
上爻 履むを視て祥を考う。それ旋らせば元吉なり。

(小象伝)
初爻 素履の往くは、独り願いを行なうなり。
二爻 幽人貞にして吉とは、中自ら乱さざるなり。
三爻 眇にして能く視る、もって明あるに足らざるなり。跛にして能く履む、もって与に行くに足らざるなり。人を咥うの凶は、位当らざればなり。武人が大君のまねをするは、志し剛なればなり。
四爻 愬愬たれば終に吉とは、志行なわるるなり。
五爻 夬めて履む、貞けれども獅、しとは、位正当なればなり。
上爻 元吉上にあり。大いに慶びあるなり。