兌為澤
兌為澤は喜び楽しむ卦
口、欠けるなど。
@持ち上げられて悦ぶ
A八純卦(繰り返し、複数)
B悦び・楽しむことに溺れやすい時
C口と口で口争いしやすい時
彖辞 兌は、亨る。貞しきに利ろし。
彖伝 兌は説なり。剛中にして柔外。説びてもって貞に利ろし。ここをもって天に順い人に応ず。説びてもって民に先だてば、民その労を忘れ、説びてもって難を犯せば、民その死を忘る。説びの大いなる、民勧むかな。
象伝 麗沢は兌。君子もって朋友講習す。
(爻辞)
初爻 和して兌ぶ。吉。
二爻 孚にして兌ぶ。吉にして悔い亡ぶ。
三爻 来りて兌ぶ。凶。
四爻 商りて兌ぶ。いまだ寧からず。疾を介て喜びあり。
五爻 剥に孚す。獅、きあり。
上爻 引かれて兌ぶ。
(小象伝)
初爻 和して兌ぶの吉は、行ないていまだ疑われざるなり。
二爻 孚にして兌ぶの吉は、志を信にすればなり。
三爻 来りて兌ぶの凶は、位当らざればなり。
四爻 九四の喜びは、慶あるなり。
五爻 剥に孚するは、位、正当なればなり。
上爻 上六、引かれて兌ぶは、いまだ光いならざるなり。