革は、革命の卦で、手順を踏む必要がある。

澤火革


澤火革は改革の卦

改める、改まるなど。

@改める又は改まる必要がある時
A外卦の水が下り火を消す、内卦の火が上り水を蒸発させる。よって、争いのある時
B外卦の少女と内卦の中女の志が一緒でない。よって、異性や三角関係で問題ある時

彖辞 革は、已める日にして、すなわち孚とせらる。元いに亨り貞しきに利ろし。悔い亡ぶ。

彖伝 革は、水火相い息む。二女同居して、その志相い得ざるを革と曰う。已める日にしてすなわち孚とせらるとは、革めてこれを信ずるなり。文明にしてもって説び、大いに亨りてもって正し。革めて当れば、その悔いすなわち亡ぶ。天地革まって四時成り、湯武命を革めて、天に順い人に応ず。革の時、大いなるかな。

象伝 沢中に火あるは革。君子もって暦を治め時を明らかにす。

(爻辞)
初爻 鞏むるに黄牛の革を用う。
二爻 已める日にして、すなわちこれを革む。征けば吉にして咎なし。
三爻 征けば凶。貞しけれども獅、し。革言三たびにして就る。孚あり。
四爻 悔い亡ぶ。孚ありて命を改めれば、吉。
五爻 大人虎変す。いまだ占わずして孚あり。
上爻 君子豹変す。小人は面を革む。征けば凶。貞しくして居れば吉。

(小象伝)
初爻 鞏むるに黄牛を用うるは、もって為すあるべからざるなり。
二爻 已める日にしてこれを革むるは、行きて嘉きことあるなり。
三爻 革言三たびにして就るは、また何くに之かん。
四爻 命を改めるの吉は、志を信ずればなり。
五爻 大人虎変す。その文、炳らかなり。
上爻 君子豹変す。その文、蔚たるなり。小人面を革むるは、順にしてもって君に従うなり。