師は、
 軍隊で、中国では五を単位とするので、
 旅で、 500人
 師で、その5倍の
    2,500人
 軍で、その5倍の
  12,500人となる。

地水師


 師は、軍隊、争う卦

 地の下の水で地下水の象で、大切な物を守るために戦う。

@争い事が起きる時
A人の先頭に立つ時
B一陽五陰卦で競争が激しい

彖辞 師は貞し。丈人なれば吉にして咎なし。

彖伝 師は衆なり。貞は正なり。能く衆を以いて正しければ、もって王たるべし。剛中にして応じ、険を行ないて順う。これをもって天下を毒すれども、民これに従う。吉にしてまた何の咎かあらん。

象伝 地中に水あるは師。君子もって民を容れ衆を畜う。

(爻辞)
初爻 師は出るに律をもってす。否らざれば臧きも凶なり。
二爻 師、中にあり。吉にして咎なし。王三たび命を錫う。
三爻 師、あるいは尸を輿す。凶なり。
四爻 師、左次す。咎なし。
五爻 田に禽あり、言を執るに利ろしく、咎なし。長子師を帥ゆ。弟子尸を輿すは、貞なるも凶なり。
上爻 大君命あり。国を開き家を承く。小人は用いるなかれ。

(小象伝)
初爻 師は出るに律をもってすとは、律を失えば凶なり。
二爻 師、中にあり吉は、天寵を承くるなり。王三たび命を錫うは、万邦を懐けるなり。
三爻 師、あるいは尸を輿すとは、大いに功なきなり。
四爻 左次して咎なしとは、いまだ常を失わざればなり。
五爻 長子師を帥ゆるは、中行をもってなり。弟子尸を輿すは、使うこと当たらざればなり。
上爻 大君命ありとは、もって功を正すなり。小人は用いるなかれとは、必ず邦を乱せばなり。